認知症予防プログラム

音会 / OTOKAI

東京都 TOKYO戦略的イノベーション促進事業

人工知能を用いた疑似作曲教室 「音会」が高齢者の認知機能に与える影響:神経心理学と神経画像による研究

監修:国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 佐藤 正之 博士

主催:株式会社Amadeus Code 代表取締役 井上 純

共同研究:国立研究開発法人国立長寿医療研究センター、ヤマハ音楽研究所

参 加 者 募 集 要 項

募集人数:500名

A-1グループ 「音会」参加+検査(脳MRI検査あり) 150名

A-2グループ 「音会」参加+検査(脳MRI検査なし) 150名


B-1グループ 検査のみ(脳MRI検査あり) 100名

B-2グループ 検査のみ(脳MRI検査なし) 100名

謝礼

Aグループ 10,000 円

Bグループ 5,000 円

・2回目の検査終了後にお支払い

交通費

A-1、B-1グループに 6,000円支給(1回 3,000円 × 2回)

参加特典

2026年1月にサービス提供開始予定の認知症予防アプリ「音会 / OTOKAI」の3年間利用無料クーポン(約40,000円相当)を参加者全員に贈呈します。

実施期間

2024年10月〜2025年7月までの間で6ヶ月間(希望により調整可)

実施内容

Aグループの方には、認知能力の検査を受けて頂いた後、オンライン音楽レッスンに週1回(約1時間)、24回(6カ月間)継続して参加して頂きます。終了後、再度同じ認知能力の検査を受けて頂き、どのくらい認知能力が維持または向上できたかを計測します。


Bグループの方には、6カ月間の間を開けて2回の認知能力の検査を受けて頂き、認知能力の変化を計測します。

検査内容

1. 神経心理検査(全員)

        a. リモート方式で心理士によるインタビューを行います(40分程度)

2. 脳MRI(A-1、B-1グループのみ)

        b. 国立長寿医療研究センターで脳の画像を撮影します(30分程度)

参加条件

  1. 65才以上
  2. 認知症でない
  3. 慢性消耗性疾患(癌等)に罹患していない
  4. 認知機能に影響を与えうる薬を服用していない
  5. 日常生活に介護の必要がない
  6. インターネットに接続したスマートフォン、またはタブレットを利用できる
  7. 認知能力の検査を受けることに同意できる

        a. A-1、B-1グループのみ中京地区在住を推奨

注意事項

  • 研究終了後に参加者の方を対象にした結果の説明会を行いますが、個別に検査の結果をお伝えすることはできません(脳MRIで悪性の腫瘍が発見された等の特別な場合を除きます)

お問合せ

音会事務局 0120-005-373(担当:吉澤)

音会は、自分で選曲した生成AI*の音楽について仲間や講師と語り合うことで、若々しい脳を保ちたい健康な中高年の方の、認知能力の一部である注意力(複数の物事に注意を払える力、重要な物事に素早く注意を向ける力)と認知的柔軟性(外部からの情報等の刺激に対して考え方を柔軟に変える力)にアプローチし、加齢と共に失われがちな社会性の維持をートすることによって、前向きな気持ち(明るく楽しい気分、意欲的・活動的な状態など)を維持する機能があります。

*特許取得済 第6960674号

「音会」とは

株式会社Amadeus Codeが開発する、認知症の予防と進行抑制を目指すプログラムです。

監修 佐藤 正之 医学博士

前 東京都立産業技術大学院大学 特任教授

国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター もの忘れセンター  

認知症専門医

代表的な著書:「音楽はなぜ心に響くのか」(コロナ社)、「音楽と感情の心理学」(誠信書房)、

「音楽療法はどれだけ有効か:科学的根拠を検討する」(化学同人)

「音会」のビジョン

認知症患者は日本に500万人おり、2025年には65歳以上の5人に1人、730万人に達すると言われています。認知症の原因疾患のほとんどは不治の病で、一旦発症すると日常生活全般に支障が及んでいきます。したがって、認知症の発症予防と進行抑制は超高齢化社会を迎えた日本にとって重要な社会的課題であるだけでなく、個人が豊かで充実した生活を享受するために必要不可欠です。

音会は、年齢や性別に関わらず誰もが、豊かで充実した生活を享受するための正常な認知機能を維持することを目標に開発されています。

認知機能の枠組み

脳内での音会の神経機序

耳と目を同時に刺激して、認知機能にアプローチ

これまで難しかった音楽による認知能力のトレーニングを生成AIが可能に

「音会」の内容

① 開催方法

音会は、週に1回、10人程度の少人数グループで開催されます。オンラインでも行われますので、全国どこからでも場所や環境を選ばずにご参加いただけます。

対面開催

オンライン開催

離島や外出が困難な方に配慮いたします。

② 「お題」の提示

まず、講師から事前に「お題」が与えられます。お題は、写真、絵、動画などの画像だけでなく、俳句、詩、名言などの文章のこともあります。

お題の例1

お題の例2

③ 生成AIが作曲した音楽を選ぶ

そのお題から連想する言葉を「OTOKAI」アプリに入力して、イメージにっとも合った曲を選びます。

④作品発表

音会の当日、グループで自分の作品を発表します。講師もお手本として作品を提示します。なぜその音楽を選んだかについて話し、その音楽がもたらした効果や新たに生まれたイメージなどについて講師からの講評を受けます。自分とは異なるタイプの音楽を選んだ理由など、参加者どうしの感想なども意見し合うことで、コミュニケーション能力を高めるとともに新たな物の見方を身につけます。

⑤ 認知能力の確認

音会の期間の前後で認知機能の検査を受け、認知能力を維持・向上できているか確認します。

音会は、誰でも簡単に、面白く、喜んで行うことができる認知症予防プログラムです。株式会社Amadeus Codeでは、生成AIを活用し、誰もがコミュニティの中でよりよく生きるための新しいヘルスケアの取り組みとして、地方自治体、各種団体を通じて全国に「音会」を普及させ、認知症という大きな社会課題の解決に取り組んで参ります。

お問い合わせ

0120 - 005 - 373